【見れたらラッキー!】パークで「アトモスフィアショー」が開催される理由は?

東京ディズニーランド/東京ディズニーシーともに、しばしば「アトモスフィアショー」をパーク内で見かけます。

代表的なものでは、パークのエントランス付近で行われるマーチングバンドの演奏や、カストーディアルキャストが突然不思議な音を出してゲストを楽しませる「ファン・カストーディアル」などがあります。

皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

アトモスフィアショーとは、アトモスフィア(雰囲気)を盛り上げるために行われる規模の小さなショーです。アトモスフィアショーは、公式には開催時間や場所が案内されておらず、基本的には狙って見る事は難しくなっています。

パーク内には多くのアトラクションがあり、ショーも開催されているのに、なぜアトモスフィアショーが開催されているのか、不思議に思ったことはありませんか?

そこで、本記事では、わざわざパーク内でアトモスフィアショーが開催される理由について、ご紹介します。

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①「サプライズな体験」をゲストに提供する効果

アトモスフィアショーは基本的に開催時間や場所が公開されていないため、いつどこで見ることができるか分からなくなっています。つまり、ゲストの前に突然現れるサプライズ形式のショーで、見れたらラッキーなのです。

自分自身が想定していた通りの体験をするよりも、予想だにしなかったサプライズな体験をするほうが、記憶に残ると言われています。

また、もともと計画/想定していた体験ができれば、それはそれで満足しますが、一方で、想定外の体験をすることで、特別な体験をできたという喜びを感じることができます。

加えて、ステージ上で行われる規模の大きなショーと比べて、アトモスフィアショーはゲストの目線と同じ高さかつ近距離で行われる点と、一部のショーはゲスト参加型となっている点で特徴的です。これらの特徴により、ゲストが「自分がショーに参加している」という感覚を抱きやすく、ゲストを「自分は特別な体験をした」という気持ちにさせる効果があると考えられます。

②アトラクションの待ち時間を短く感じさせる

人気アトラクションに乗ろうとすれば、平日でも1時間待ち、混雑期の休日ともなれば3時間待ちにもなります。アトラクションを待つ間、ゲストは基本的にひたすら待ち時間をつぶすしかないので、ゲストの不満は高まり、満足度の低下に繋がりかねません。つまり、ゲストの満足度を向上させるためには、アトラクションの待ち時間の改善が必要なのです。

アトモスフィアショーは、アトラクションの待ち時間改善に効果があると考えられます。

アトモスフィアショーを見ている間、数十人のゲストの時間を「消費」させることができ、その分他のアトラクションの待ち時間を緩和する効果があると考えられます。

待ち時間の短縮効果はほんのわずかであると思われますが、いくつかの種類があるアトモスフィアショーが1日に何度も実施されていることを考えると、全アトラクションの待ち時間改善に与える影響はトータルではそれ相応のものになると思われます。

口の悪い言い方をすれば、アトモスフィアショーには「ゲストを施設(アトラクション、ショップ、レストラン)に行かせずに、ゲストの時間を消費させる」効果があり、これによってアトラクションの待ち時間改善に効果を発揮すると考えられます。

③運営側のメリット

ゲストの満足度を上げるためには、上記で述べたようにパーク内の混雑感を緩和する必要があります。そのため、運営側の抜本的な改善策としては、パークの拡張による新エリアの建設など、大きな設備投資が必要となります。

一方で、アトモスフィアショーへの投資額はショーで使用する衣装や小道具類、そして数名のパフォーマーの人件費のみであり、少額の投資でゲストの満足度向上や待ち時間の改善を期待できます。

また、仮にゲストの満足度向上にあまり効果を発揮せず、今回の導入が失敗に終わったとしても、投資額が小さいことから、オリエンタルランドが受けるダメージは比較的小さいと推定されます。

このように、アトモスフィアショーはゲストの満足度向上に対していわばコスパの良い施策であり、また経営に与えるリスクの小さいというメリットがあると考えられます。

いかがでしたでしょうか。何気なくパーク内で行われているアトモスフィアショーにも、開催される意外な理由があるようです。いつ見れるかは分かりませんが、次にパークに遊びに行った際には近くでアトモスフィアショーが行われていないか、ぜひ注意深く観察してみてください。

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