【ゴミのリサイクル】東京ディズニーランド・シーで出るゴミの量&リサイクル率

多くの人が集まる東京ディズニーランド・東京ディズニーシーでは、日々排出されるゴミの量も膨大です。一体どれくらいの量のゴミが日々出ているのでしょうか。また、パーク内で出たゴミはどうなるのか、環境への取り組みも気になります。

そこで本記事では、東京ディズニーリゾートで出るゴミの量と、リサイクル率をご紹介します。

①1年間で排出されるゴミの量

オリエンタルランドの公式ホームページによると、2019年度の廃棄物の総量は13,200tとなります。国内を運行する中長距離フェリーの重量がおよそ10,000t程度と言われていますので、フェリーおよそ1隻分の重さのゴミが、毎年排出されていることになります。

しかし、このうち廃棄される可燃ごみとして扱われるのは一部で、多くのゴミはリサイクルして再利用されています。

②1日あたりの可燃ゴミの量

オリエンタルランドの公式ホームページによると、東京ディズニーリゾートのゲスト1人あたりが出す可燃ごみの量は、107gとなります。これは、2019年度のデータとなります。

東京ディズニーランドの2019年度の入園者数は2900万人ですので、1年間でゲストが出す可燃ごみの総量は3100tになります。東京タワーの重さはおよそ3600tと言われていますので、毎年東京タワーと同じくらいの重さの可燃ゴミが出ていることになります。想像できないような量ですね…

③排出されるペットボトルの量

パーク内では、ペットボトルのゴミも毎日大量に出ています。

2019年度には、1年間で214tのペットボトルが排出されています。種類にもよりますが、空のペットボトルは1本当たり30g程度と言われています。そのため、2019年度には1年間で約700万本の空のペットボトルが捨てられていることになります。1日あたりに換算すると、約2万本となります。

しかし、これらは全てリサイクルに回されています。

ちなみに、世界中で1秒間に消費されるペットボトルの量は約2万本と言われています。

④エコな取り組み:ゴミのリサイクル

東京ディズニーリゾートでは、毎日大量のゴミが排出されていることを先程お伝えしましたが、一部のゴミはリサイクルして再利用されています。リサイクル率は、なんと70%台にものぼります。

パーク内のゴミ箱に捨てられたゴミは、キャストさんの手作業で分別されています(コロナ禍では、分別作業を一時中止しているそうです)。

ペットボトル、生ゴミ、古紙など分類毎に分別された後、それぞれリサイクルに回されます。例えば、ペットボトルは繊維や新しいペットボトルに、生ゴミは肥料などに生まれ変わっています。また、パーク内で使われた紙コップは、一部施設のトイレットペーパーの原料として再利用されています。

 

 

東京ディズニーリゾートでは毎日大量のゴミが出ています。しかし、多くがリサイクルされて、資源として生まれ変わっています。ゲストの見えないところで、エコへの取り組みが進んでいるのです。

タイトルとURLをコピーしました