「バスライトイヤーのアストロブラスター」は、東京ディズニーランドのトゥモローランドにあるライドタイプのアトラクションです。ゲストはライドに乗り込み、光線銃を手にして悪の帝王ザーグに立ち向かいます。
本アトラクションはファストパスに対応していますが、平日でも1時間弱、パークが混雑している日には2時間程度の待ち時間になることも多く、人気アトラクションとして知られています。
オープンは2004年と歴史のあるアトラクションですが、本記事では未だに人気を誇る理由についてご紹介します。
①男の子向けアトラクション
東京ディズニーランドの人気アトラクションとして、スプラッシュマウンテン、ビックサンダーマウンテン、スペースマウンテンといった絶叫系アトラクションが挙げられます。しかし、これらのアトラクションには身長制限が設けられているため、身長が満たない小さな子どもは乗ることが出来ません。
パーク内には絶叫系以外にも、プーさんのハニーハントやホーンテッドマンションなどといった人気アトラクションがありますが、いわゆる男の子向けのキャラクターのアトラクションは少ないです。
そのため、バズライトイヤーのアストロブラスターは、絶叫系に乗れない小さな子ども、特に男の子の受け皿になっているのです。
②体験型アトラクション
バズライトイヤーのアストロブラスターの醍醐味は、自分で光線銃を操作して的に当てるという体験型アトラクションである点です。パーク内のアトラクションは、ライドに乗りっぱなしであったり、ショーを見たりという、受動的に体験できるアトラクションが多いです。そのため、自分から能動的に体験できるアトラクションは数が少なく、より濃厚で記憶に残る体験ができるため、人気が集中するのです。
③リピーターを獲得しやすい
アトラクション乗車中に当てた的の点数は、最後に点数となって表示され、得点によってランクが決まります。そのため、「また乗車して高得点をとりたい」「次は◯点以上とりたい」といった強い目的意識を持つことができるため、アトラクションに乗る理由が自分の中で作りやすく、乗車の動機につながり、結果として人気が集中していると考えられます。
同じ理由で、東京ディズニーシーの「トイストーリーマニア」にも人気が集中しています。

今後、同じような体験型アトラクションが出来ない限り、この人気は続くと思われます。幸いなことにファストパス対応アトラクションで、混雑している日でも午前中一杯は発券していることが多いので、上手に活用して少ない待ち時間で利用されることをオススメします。