何度か記事にしているアトラクションの回転率/待ち時間の計算シリーズ。今回は、東京ディズニーランドで人気のアトラクション、「バズライトイヤーのアストロブラスター」の回転率を計算してみました。
「バズライトイヤーのアストロブラスター」とは?
バズライトイヤーのアストロブラスターは、ディズニー映画「トイストーリー」の世界観を体感できるアトラクションです。ゲストは、バズライトイヤーの率いるスペースレンジャーの一員となり、悪の帝王ザーグに立ち向かいます。各ライド(乗り物)には、アストロブラスター(光線銃)が備え付けられてあり、ゲストはこれを使ったシューティングゲームを楽しむことができます。
シューティングゲームの結果は得点として表示されるので、友達と得点を競いあったり、自己ベストを目指したりと、何度乗っても楽しめるアトラクションです。
「バズライトイヤーのアストロブラスター」の待ち時間
「バズライトイヤーのアストロブラスター」の待ち時間は、空いている平日の場合には1時間未満となることが多い一方で、混雑する土日ともなると、2時間待ちになることもある人気のアトラクションです。
体験型のアトラクションで何度乗っても楽しめるため、リピーターが多く、待ち時間は比較的長くなる傾向にあります。
「バズライトイヤーのアストロブラスター」の回転率
それでは、「バズライトイヤーのアストロブラスター」の回転率を計算してみたいと思います。
1台の乗り物にゲストが乗り込む時間を4秒とします(以前パークを訪れた際の実測値です)。
バズライトイヤーのアストロブラスターの乗り物は、2-3人乗りの乗り物がベストコンベアーの上で数珠繋ぎになっているイメージで、ゲストが乗り込む際にも乗り物は常に動いています。
最大3人乗りですが、アトラクション乗車中に使う光線銃は1台につき2つしか設置されていないので、一般的には1台に2人乗りするゲストがほとんどです。
以上をまとめると、ゲストの乗車時間を4秒として仮定し、乗り物には1台あたり2名乗車すると、1分あたりの乗車可能人数は、
2人(1台あたりのゲストの乗車数)÷ 4/60分(=4秒、ゲストの乗車にかかる時間)=30人/1分
1時間あたりのゲスト乗車数は、
30人(1分あたりのゲストの乗車数)×60分(1時間)=1,800人/1時間
バズライトイヤーのアストロブラスターの営業時間を、
営業開始:8時00分(8時開園日を想定)
営業終了:22時00分(22時閉園日を想定)
営業時間:14時間00分
とすると、この時間でバズライトイヤーのアストロブラスターに乗車できるゲストの数は、
1,800人(1時間あたりのゲスト乗車数) × 14時間00分 =25,200人
つまり、1日あたり約2万5,000人のゲストが「バズライトイヤーのアストロブラスター」を体験できることになります。
東京ディズニーランドの1日あたりの来園者数は、多い日で6ー7万人と言われており、このうち約4割のゲストしか「バズライトイヤーのアストロブラスター」を体験することができないと考えられます。
「バズライトイヤーのアストロブラスター」は、東京ディズニーランドの人気アトラクションです。そのため、導入されているファストパスを効率よく使ったり、比較的空いている時間を狙って待ち列に並ぶなど、計画的に乗りたいですね。