何度か記事にしている、アトラクションの回転率/待ち時間シリーズ。今回は、東京ディズニーランドにあるアトラクション、「ホーンテッドマンション」の回転率を計算してみたいと思います。
「ホーンテッドマンション」とは?
ホーンテッドマンションは、「999人の亡霊の住む屋敷の中で、亡霊たちがゲストを1000人目にしようと狙っている」というバックグラウンドがあります。ゲストが屋敷に入ると、みるみる骸骨に変化する肖像画や、伸びていく天井などの不思議な現象を目の当たりにした後、ライドに乗って屋敷の中を巡ります。
このアトラクションは、例年9月-12月のハロウィンからクリスマスの時期には特別バージョンとなり、季節感あふれる装飾や音楽で、普段とは全く違う、どこか楽しいアトラクションへと様変わりします。
「ホーンテッドマンション」の待ち時間は?
ホーンテッドマンションの待ち時間は、通常バージョンの平日なら30分以下、土日でも1時間未満で乗れることが多いです。
一方、ハロウィンからクリスマスにかけての特別バージョンとなると、待ち時間は倍増し、平日でも1時間、混雑する土日ともなると2時間以上の待ち時間になることも珍しくありません。
ホーンテッドマンションはファストパス対応アトラクションなので、ファストパスを利用して効率よく乗りましょう。
「ホーンテッドマンション」の回転率は?
それでは、ホーンテッドマンションの回転率を計算してみたいと思います。
ホーンテッドマンションは、乗り物に乗る前の前室部分と、乗り物に乗って屋敷内を巡る部分がありますが、今回は乗り物に乗る際にかかる時間から、回転率を計算します。
まず、ゲストの乗車時間を1台あたり3秒として考えます。
ホーンテッドマンションの乗り物は、2-3人乗りの乗り物が数珠繋ぎのようになっており、一定のスピードで常に乗り物が動いています。最大3人乗りですが、一般的には1台に2人乗りする人が多く見受けられますので、今回は2人乗りとして計算します。
以上をまとめると、ゲストの乗車時間を3秒とし、乗り物には1台あたり2名乗車するので、
2人(1台あたりのゲストの乗車数)÷ 3/60分(=3秒、ゲストの乗車にかかる時間)=40人/1分
1時間あたりの乗車数は、
40人(1分あたりのゲストの乗車数)×60分(1時間)=2,400人/1時間
ホーンテッドマンションの営業時間を、
営業開始:8時00分(8時開園日を想定)
営業終了:22時00分(22時閉園日を想定)
営業時間:14時間00分
とすると、この時間でホーンテッドマンションに乗車できるゲストの数は、
2,400人(1時間あたりのゲスト乗車数) × 14時間00分 =33,600人
つまり、1日あたりおよそ3万4千人のゲストがホーンテッドマンションを体験できる計算です。
東京ディズニーランドの1日あたりの来園者数は、多い日で6ー7万人と言われており、このうち半分程度のゲストがホーンテッドマンションを体験することができる計算となります。
ホーンテッドマンションは季節によって混雑度が大きく変化するアトラクションです。特に混雑する時期には、ファストパスを上手く利用したり、比較的空いている時間を狙って列に並ぶなど、計画的に乗りたいですね。