過去に何度か記事にしている、アトラクションの回転率/待ち時間シリーズ。今回は、東京ディズニーランドにあるアトラクション「ピーターパンと空の旅」の回転率について計算してみたいと思います。
「ピーターパンと空の旅」とは
「ピーターパンと空の旅」は、その名のとおりピーターパンの世界を体験できるアトラクションです。ゲストは空飛ぶ海賊船に乗り込み、ピーターパンの数々の名シーンを巡る旅へと出発します。ロンドンの美しい夜景や夜空一面に広がる星空、海に浮かぶネバーランドなど、心躍る場面が次々と登場します。
空飛ぶ海賊船は、天井からの吊り下げ式となっており、また海賊船の進むコースも右へ左へ曲がりくねっているので、あたかも本当に空を飛んでいるかのような感覚になります。
「ピーターパンと空の旅」の待ち時間は?
「ピーターパンと空の旅」の待ち時間は、他のアトラクションとは異なり、平日と土日で待ち時間の差があまりないのが特徴です。
平日では40分以下の待ち時間で乗れることもあります。一方で、通常の土日も50分程度の待ち時間で乗れることが多いです。ただし、長期連休などの混雑する時期には、60-90分程度の待ち時間になることもありますので、待ち時間の短くなる時間帯を狙って乗ることをおすすめします。
「ピーターパンと空の旅」の回転率は?
それでは、この「ピーターパンと空の旅」の回転率を計算してみます。
「ピーターパンと空の旅」の海賊船は、2人乗りの乗り物で、10秒おきに1台の乗り物が出発していきます。最大2人乗りですので、1人乗りで利用するゲストもいますが、今回は全て2人乗りで利用すると考えて計算します。
以上から、1分あたりの乗車可能人数は、
2人(1台あたりのゲストの乗車数)÷ 10/60分(=10秒、乗り物の出発する間隔)=12人/1分
1時間あたりの乗車数は、
12人(1分あたりのゲストの乗車数)×60分(1時間)=720人/1時間
「ピーターパンと空の旅」の営業時間を、
営業開始:8時00分(8時開園日を想定)
営業終了:22時00分(22時閉園日を想定)
営業時間:14時間00分
とすると、この時間で「ピーターパンと空の旅」に乗車できるゲストの数は、
720人(1時間あたりのゲスト乗車数) × 14時間00分 =10,080人
つまり、1日あたりおよそ1万人のゲストが「ピーターパンと空の旅」を体験できる計算です。
東京ディズニーランドの1日あたりの来園者数は、多い日で6ー7万人と言われているので、このうち1-2割程度のゲストしか「ピーターパンと空の旅」を体験することができないと考えられます。
「ピーターパンと空の旅」は、一見すると待ち列が短く、短い待ち時間で利用できると思われがちですが、他のアトラクションと比べて回転率が悪いので、意外と長い時間待たないと利用できないアトラクションといえます。
ファストパス対象アトラクションではないので、開園直後の時間や閉園間際など、比較的空いている時間に上手く利用したいアトラクションの1つです。