【パーク内にもあります!】東京ディズニーランド/シーで時計のある場所

パークを訪れた際には、時間を忘れて思い切り楽しみたいものです。その配慮もあってか、パークには時計がほとんど設置されていません。「ゲストに時間を忘れて楽しんでもらうため、パーク内には時計が設置されていない」という都市伝説的な話もあります。そもそも時間を確認したければ、ゲスト自身が持っている腕時計や携帯電話で確認できるため、パークに時計を設置する意味もあまりないはずです。

しかし、パークには時計が設置されている場所があります。

パーク内で時計が設置されている場所とは?

時計が設置されているのは、主にファストパスが導入されているアトラクションの入り口付近です。

時計は各アトラクションの雰囲気に合わせてデザインされています。例えば東京ディズニーランドのトゥモローランドにある「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」にある時計は、四角い枠の中にデジタルで表示されるタイプとなっており、近未来感が表現されています。また、東京ディズニーシーにある「マーメイドラグーンシアター」の入り口付近にある時計は、枠が木でできており、時計を支える柱が木のタルに刺さっているなど、あたかも海底にある漂流物の1つであるかのように表現されています。

時計設置の理由① キャストが正確な時間を判断するため

ではなぜ、アトラクションの入り口付近に時計が設置されているのでしょうか。それは、ファストパスに記載されている時間を、キャストが正確に判断するためだと考えられます。

例えば12時から入場可能なファストパスを持っていた場合、12時ちょうどにならないとアトラクションへは入れてくれません。このときの「12時ちょうど」の判断はキャストにより行われるのですが、キャストが自分の腕時計で判断してしまっては、正確な判断ができません。(キャストの持つ腕時計が全て電波時計であれば正確な判断ができますが、実際はそうではありません。)

そこで、どのキャストでも同じように正確な判断ができるように、アトラクション入口に時計を設置して、その時計をアトラクション入場時間の判断基準としていると思われます。

時計設置の理由② ゲストのクレーム処理

また、ファストパスを利用するゲストへ正確な時間を示す目的もあると考えられます。

ゲストから「私の時計ではもう12時になっているのに、どうして入れてくれないんだ」とクレームを受けたときも、「ここに設置してある時計で判断しています」という正確な判断基準を示すことができれば、説得力のある説明をすることができます。

ファストパスに記載されている時間を過ぎてしまうと、ファストパスは無効になりアトラクションには入場できなくなってしまいます。このときの「記載されている時間を過ぎた」という判断も、設置されている時計を基準にすれば、しっかりと根拠を示した上で入場を断ることができます。

 

時間を忘れてパークを楽しみたいですが、ファストパスやショーの時間に遅れてしまうと、せっかくの計画が台無しになってしまいます。「少しぐらい遅れても入れてくれるだろう」という考えはもはや通用しないので、くれぐれも時間は厳守しましょう。

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